少し時間の経った記事ですが、「WIRED」に掲載された『ロンドンに「80階建ての木造ビル」:ケンブリッジ大学が提案』(2016.04)を、初めて読みました。
http://bit.ly/2cMqZzb
「地上80階、高さ300mの木造ビル、1,000戸以上の住居が含まれる提案書によれば、木材は再生可能な資源であり、コストの削減、工期の短縮、建物の軽量化を実現できるという。(このプロジェクトでは大量の木材を使うが、同じ建物をコンクリートでつくった場合と比べて4倍軽いという)。また、人々は鉄やコンクリートのタワーより自然素材の高層ビルに「より大きな親しみ」を感じると、チームは主張する。」
日本の建築基準法ではまだ問題もありますが、高知県内の公設機関の試験では、大構造集成材を利用すれば、火災の場合も燃焼時間が長く、表面が燃えても内部まで燃えにくい耐火実験結果もあります。
なお、鉄筋コンクリートは、ある温度を超えると、急激に脆く危険になり、消防士も対応できなくなります。(参考:鉄骨は540℃で変形を始め、900℃で崩壊の危険性あり)
近い将来のロンドンの風景だけでなく、首都圏や関西圏、いや全国の都市にも、木造高層ビルが林立する姿を見てみたい・・・と、ふと夢想しています。
by IT委員会