Saturday, February 24, 2007

高知エコ産業大賞の発表

2月23日(金)、高知エコ産業大賞の表彰式が開催されました。

■ 高知エコ産業大賞
企業名:(株)高知丸高
製品名:SqCピア工法を応用した鋼管杭橋(仮設工法を永久橋に)

 急斜面・急峻な山岳部の道路建設に不可欠な仮設構造物(橋梁や作業台)の工法を進化させ、それ自体を永久橋(本設橋梁)とするのが、このSqCピア工法を応用した鋼管杭橋工法であり、ステップブリッジ工法と名付けている。発想の転換により生み出されたアイデアを高く評価するものである。敷設していった作業台上から下の先進部分を構築し、後方に橋梁が仕上がって行く、いわゆる手延べ工法は、工期の短縮、工費の低減、作業安全性の確保は当然のこと、地表面に対する最低限の土木工事、必然的に不要となる仮設工事とその撤去など自然環境への影響を最低限に留めることのできる工法でもある。さらに、塗装を必要としない耐候性鋼材を使用することによってメンテナンスフリーを達成するとともに、地域環境への色彩調和についても配慮しているものと思われる。


■ 優秀賞
企業名:(株)アークリエイト
製品名:耐震鉄骨建築のWAWO構法(地中杭から鉄骨までの一体化構法)

 合理的な溶接工法の発想に立ち、鋼構造物の構築に際して、省資源、省エネ、省工程、工期短縮を実現し、しかも優れた耐震性能、高強度・高靱性を達成したのがWAWO工法である。このアイデアをさらに発展させて、地下杭と鉄骨柱との溶接による一体化工法を実現した。これによりコンクリート建築基礎が不要となり、さらなる工期短縮、廃土の減少、土留工事の省略など優れた特徴が数多く付け加えられた。
 WAWO工法は新しいものが常に追加されていることを高く評価するものであるが、この段階の「WAWO構法」となって集大成が行われたと思われる。とは言っても、今後のさらなる躍進に期待したい。
 なお、多すぎる審査資料の提供は、エコデザインの考え方に合致しないこと、また論点が曖昧になることなどの批判があったことを付記する。


■ エコ未来特別賞
個人名:沖 夏歩(青柳中学校2年生)
タイトル:地球があ・つ・い!

 「+2℃」を読んだことが調査のきっかけとなった。地球環境の変化を知らせるメディアは多い。しかし、漠然と聞き流し、見逃すのではなく、疑問点を自ら調査して、分析し、納得することにより、よりよき未来への扉を叩こうとする音を大切にしたい。「地球温暖化の影響が出始めているのではなく、すでに大変な影響が出ている」と実感として語った言葉を、より多くの人達に伝えて欲しい。なお、表題のネーミングも現代的で優れている。この際、「エコ未来特別賞」と名付けた特別賞としたい。
 また、審査会でも話のでたグラフ化を是非とも期待する。できればクラスで、学校全体で、手分けして、調査や分析を行って欲しい。データの整理の方法やその解釈など学ぶものは極めて多いだろう。

Wednesday, February 21, 2007

地方経済自立化の実現の提言

高知工科大学 連携研究センター長で、高知エコデザイン協議会の会長でもある武藤信義先生のご提案を紹介します。

表題:パラダイム転換期の日本における「取り残された地方」の
   産業活性化と経済自立化の実現について

この論文は、「四銀キャピタル経営情報」2006年11月号(No.93)に掲載されたものです。



内容は、地方産業活性化の新モデルを木材産業に適用し、木材産業が今後の環境条件を前提にして、成長しうる新モデルの提唱が詳細になされています。
また、この地方自立化モデルの適用によって、日本における「均衡のある国土の発展」というわが国、積年の課題を実現しうる有効な道具を提供することができるとも述べられています。

是非ともご精読頂ければ幸いです。

↓下記より、PDF形式(6.21MB)でダウンロードできます
PDFのダウンロード

Tuesday, February 20, 2007

太陰暦年賀状のご紹介

2月18日(日)は、旧正月でした。

メールで旧正月年賀状をお送りしました。
ブログにもお知らせしてはどうか、とご提案いただきましたので、
下記URLをご紹介します。

http://www.iam-t.jp/wadachi/etc/2007nenga.html

日本の季節感を大切に、月の満ち欠けも楽しんで下さい。
高知エコデザイン協議会は、環境と産業振興のよりよい明日を目指しています。

Sunday, February 18, 2007

高知エコ産業大賞審査会を開催

平成19年2月16日(金)、高知女子大学(永国寺キャンパス)会議室において、『第6回 高知エコ産業大賞』審査会を開催しました。

受賞結果については、あらためて報告しますが、2月23日(金)11時より高知県庁・正庁ホールにて、表彰式と発表会を行います。


    左より、西村審査員、鈴木審査委員長


    左より、受田審査員、西内審査員、泉審査員

Saturday, February 17, 2007

特別対談:山本良一 × アル・ゴア の紹介



高知エコデザイン協議会の名誉会長・山本良一先生と映画『不都合な真実』の宣伝に来日したアル・ゴア氏の対談の様子が紹介されています。是非ともリンク先の「Think the Earthプロジェクト」をご覧下さい。

▼地球リポート#31 『気候変動+2℃』特別対談:アル・ゴア×山本良一
http://www.thinktheearth.net/jp/thinkdaily/report/rpt_32.html

2007年1月、アル・ゴア氏と、『気候変動+2℃』の責任編集を務めた山本良一教授の対談が実現。
「重要なのは、地球温暖化がいかに切迫した問題かということを認識し、行動を起こすこと」というゴア氏の言葉を、私たちはどのような、行動につなげていけばいいのでしょうか。

Tuesday, February 13, 2007

「ひろめ市場でエコ体験」のご案内


日 時  2007年 2月18日(日) 10:00〜16:00
場 所  高知市帯屋町 ひろめ市場にて


第3回マーケッティングプロジェクトの応援企業も決まり
これまでの応援企業の開発商品とともに一般公開します。

また、エコクッキングやエコ教材作りにも挑戦できるよう
準備して、皆さんのご来場をお待ちしています。

2007年 2月幹事会

平成19年2月13日(火)、定例幹事会を開催しました。

「第6回 高知エコデザイン大賞」の応募状況と16日の審査会の時間配分、エコツアー委員会の「半島らしい暮らし・・・調査」の報告案、18日のMP委員会のプロジェクト発表会などについて検討しました。

なお、集合写真を撮る予定でしたが、うっかり散会してしまいました。m(_ _)m



Saturday, February 10, 2007

バイオマス白書2007サイトの紹介

NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク(BIN)では、
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成により、
インターネットサイト版「バイオマス白書2007(本編)」を下記にオープンしました。

http://www.npobin.net/hakusho/2007/


2006年のバイオ燃料の取り組みと課題、国際的な動向、国や地域の取組みの主な動きなど、バイオマス利用をめぐる最新情報をまとめたものです。

ご参考にしていただければ、真に幸いに存じます。

Friday, February 09, 2007

NPO「牧野の森」設立総会のご案内

NPO法人「牧野の森」(愛称:くるくる五台山)の設立総会が

  2月17日(土) 15:00〜16:30
  四国森林管理局 2階ホール

で開催されます。

本NPO法人は、牧野植物園や竹林寺を含む五台山公園を活動の場とし、
地域の方々と連携して、県民の憩いの場として、
あるいは環境教育の場として、また地域に根ざした産業の育成・振興の
ために、各方面との連携を強めながら、発想豊かな各種イベント企画を
視野に入れた事業展開 を行うことを目的としています。

設立準備会の代表は、
   元高知工科大学副学長、
    (財)高知県産業振興センター 前プロジェクトマナージャ、
   前高知県公安委員長、の
鈴木朝夫先生です。

県内外から多くの皆様のご賛同とご参加をお願い申します、ということです。

              by Matsuzaki

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このたび、NPO「牧野の森」(愛称:くるくる五台山)の設立の準備が整い、活動をはじめることとなりました。
街の中にある五台山は、文殊菩薩を祀る四国八十八ヶ所札所の竹林寺があり、また高知県が生んだ偉大な植物学者の牧野富太郎博士の偉業を顕彰する牧野植物園があります。牧野博士は植物分類学だけでなく、好奇心旺盛であり、理工学、医学、思想・文化などにも造詣が深く、ユーモアセンスに溢れた芸術家でもあるのです。

その志を受け継ぎ、「牧野の森」は生涯学習としての環境教育と文化の伝承を地域ぐるみで進めていきます。
また、地域に根ざした産業の育成・振興のために、牧野ゆかりのブランドを使った商品の開発を目指します。
これらを基本として、各方面との連携を強めながら、発想豊かな各種イベント企画を視野に入れた事業展開を行います。

この趣旨にご賛同を頂き、今後の運営などについての、ご支援、またはご助言を賜りたくお願い申し上げます。
NPO「牧野の森」設立総会を開催し、発足の運びとさせて頂きたいと存じます。
ご出席くださいますようお願い申し上げます。

Wednesday, February 07, 2007

「世界で持続可能性のある企業100社」とは

Global 100 Most Sustainable Corporations in the World 2007

「Global 100」は、カナダでCSR(企業の社会的責任)に関する雑誌を出版するコーポレート ナイツ社と米投資調査会社イノベスト社が世界の上場企業約1500社を対象に評価を行い、環境、社会、ガバナンスの取り組みに優れた企業を選出するもの。
選出企業は、1月24日から28日に開催された「世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)」席上で発表された。

もちろん、ここに選ばれなかった企業の中にも優れた企業があるはずだが、一つの指標としての参考にはなる。
なお、日本企業も13社選ばれている。

http://www.global100.org/2007/index.asp


2007年「2月定例幹事会」開催のご案内

高知エコデザイン協議会
幹事会メンバー各位

2007年2月度の定例幹事会を、下記要領で開催致します。
出欠連絡を、当番幹事の橋田まで、お願いします。

また、事務局の安岡さんが休んでいますので、
報告資料等は印刷ご持参頂くか、添付送信をお願します。

           記

日 時  2007年2月13日(火)  15:00−
場 所  高知女子大永国寺キャンパス  1F会議室
議 題
1.一般事務処理事項(事務局より)
2.第6回「高知エコ産業大賞」(副会長)
   ・応募状況
   ・審査会の開催予定
3.委員会活動報告
4.その他
5.次回幹事会予定

              by 橋田義輝/NKK

Monday, February 05, 2007

「1秒の世界II」放送のお知らせ

「1秒の世界II」の放送は、いよいよ今度の水曜日!

地球の上で起こっている“1秒”をレポートするのは、
黒谷友香さん、加藤晴彦さん、鈴木杏さん。

オーストラリアやエチオピアから、リアルな1秒世界が見えてきます。
詳しくは、下記URLをご覧ください。

 *日 時 2007年2月7日(水)18:55〜
 *放送局 TBS系列(放送の予定は変更になることがあります。)

http://www.tbs.co.jp/ichibyou07/