大旺新洋株式会社の「フロン再生装置」に決定しました。
審査は、環境への配慮、新規性 創造性、市場や社会の評判、高知県活性化への波及効果などの項目を数値化した結果と、各賞の性質を勘案して選考されました。
高知エコ産業大賞
『フロン再生装置』
フロンガスが使用され始めた頃、代表的なクロロフルオロカーボン(CFC)は、無色、無臭、不燃性で、化学的にも安定した特性があったため、エアコンや冷蔵庫の冷媒、精密機械や電子部品の洗浄、発泡スチロールの発泡材、各種スプレーへとその用途が拡大しました。
ところが、1970年代になり、フロンガスが、地球のオゾン層を破壊して、危険な紫外線が地表にふりそそぐとされ、代替フロンが使われることになりましたが、これも地球温暖化を一層すすめるものとして、京都議定書で削減が義務付けられました。
国内には、64社のフロン回収所がありますが、その16箇所で、大旺新洋株式会社の「フロン再生装置」が使用されています。
また、装置の規模も他社に比べ小型化され、製品価格も低価格になっています。
そこで、今回は、オゾン層の破壊など環境への影響が大きいフロンを回収して、安価に再生するところが評価されました。
ただし、地球環境負荷の大きいフロンガスを回収再生することは大事なことだが、本来はフロンガスを使うことのない社会にしていくべきだとの審査員のコメントもありました。
大旺新洋株式会社 |
大旺新洋株式会社 |
昨年の高知新聞、7月23日の記事より
以上、IT委員会より