4月24日(水)、午後3時30分より、
高知市介良の「横田きのこ有限会社」を、食品研究会関係者8名が見学させて頂きました。
また写真撮影も快くご了解下さいましたので、少し多めにご紹介します。
http://www.kiwamienoki.com/
横田きのこ有限会社は、高知はもちろん、首都圏の三越全店でも販売されている人気ブランド「極みえのき」を確立された生産者です。
「極みえのき」は、菌床栽培の培地に、オガクズ、米ぬか、麦ぬか、軽石、コットンハル、竹チップの他に、室戸沖から採取した海洋深層水の源水を水で希釈したものを利用した横田きのこ独自の特許製法で生産しています。
えのき栽培に海洋深層水を使用することで、独特のえぐみが無くなり、ほのかな甘味があり、成分分析では、カルシウムが通常の2.6倍、糖類が1.5倍もあったそうです。
話には聞いていましたが、栽培倉庫の大きさ、毎日の生産量、出荷量の調整の難しさ、栽培不良への対応、放射能物質の検査、滅菌処理や冷房、湿度調整にかかる電気代など、様々な難しさを痛感しました。
訪問した時、横田慎二社長は作業場のコンクリートに水を打ち、床ブラシでゴシゴシ掃除されていました。最近のPM2.5の問題もあり、外部から侵入する環境汚染物にも細心の注意をされているのではないかと感じました。
今後の電気代の問題もありますが、太陽熱・光発電や年間を通した安定した生産量を維持するためにも、2次加工品の生産流通などへの挑戦も期待しております。
参加者の集合写真
1tの海洋深層水タンク(1日分)
菌床培地のポリ容器詰め機械(6000本/日)
大きな倉庫の各室(生育過程)を見学
横田社長より、倉庫の1室内で説明を拝聴
温度管理と湿度管理
えのきの成長初期段階
えのきの成長終期段階