高知県の産業として「宝石サンゴ 漁業」や「宝石サンゴ製造・販売業」が伝統産業としても有名です。
少し古い資料ですが、今から30年ほど前、すでに持続可能な宝石サンゴ漁業への 動きがあったとの情報を宝石珊瑚組合員の方から頂きました。
調べてみると、
「宝石珊瑚の祈り」のWebサイトに、昭和57年10月(1982.10)作成の
全日本珊瑚漁業協同組合発行の
「西部太平洋海域における宝石珊瑚漁業管理計画」の情報が
公開されていました。
これは、在日アメリカ大使館の漁業官、Robert T.B. Ivversen氏の好意により入手した米国西部太平洋漁業管理委員会作成資料を翻訳発行したものです。
すでに昭和50年代から、持続可能な宝石サンゴ漁業を行なっていこうとしていたサンゴ保護政策への取り組み資料としても、たいへん貴重な資料と思われます。
また、宝石サンゴを乱獲してはならないと考えた、当時の「全日本珊瑚漁業協同組合」の川内勝弘理事組合長はじめ国内のサンゴ漁業関係者の強い意志も感じられます。
宝石珊瑚とその漁業に関心ある方々の参考になれば幸いです。
by HP委員会