10月13日(火)、午後2時から、
高知市布師田の「株式会社技研製作所」本社を訪問して、
見学と企業スピリットの説明をしていただきました。
ご存知のように、技研製作所は2005年、
第4回高知エコ産業大賞を「サイレントパイラーECO82(環境対応杭圧入引抜機)」で授賞した高知エコ協の会員企業でもあります。
まず会社内に入って驚くのは、見事に清掃された職場環境です。
整然と設備や機械の並んだ床にも、ゴミひとつありません。(見習わなくては)
技研製作所本社は、研究実験開発が主業務です。
開発した機械は、高知市内の(株)垣内で外注製造しており、そのために清潔ともいえますが、それだけではなく、一貫した経営者のエコスピリットがあるからだと感服しました。
部品倉庫からの搬入搬出も自動化され、女性オペレータさえいればできるほどデザイン化されていました。そう言えば、建設現場で利用する「サイレントパイラー」でさえも、女性でも大丈夫なように無線操縦です。
「サイレントパイラー」第1号機は昭和50年製造。ほぼ30年前から、その設計思想は変わらず、建設現場周辺への騒音対策や作業員への安全、エコデザインを基本として製造されていました。
「サイレントパイラー」は、建設現場で見かけるあの土止め用の鋼矢板を、静音で地中に並べて埋め込んだり、工事終了後、引き抜いたりする独自技術の機械です。
また、独自に開発した圧入技術を、建設現場だけでなく建築構造物にも利用拡大しようと、地下駐車場や地下駐輪場の実用化を進めており、そのコンセプトや構造を紹介するモデルを自社内に作って公開しています。
地下駐車場入口
地下駐車場内部
駐車場構造モデル
総務部の戸田さんに、「技研の目指す今後の開発目標は何ですか」とお尋ねすると、
「技研の圧入工法を世の中に広めることです」、それがエコデザインの本質、人や環境に配慮した設計、製造、施工、回収、廃棄に繋がり、私達が豊かになるはずだと確信されているような明確なお答えでした。
そして、午後3時から4時30分まで、会議室をお借りして、
「10月度定例幹事会」を開催しました。
(1)事務局、受認事項 :9月度経費処理の件
(2)会費請求送付とその後の状況
(3)各委員会9月度活動報告
(4)協議会のあり方、アンケート報告
(5)2010年、エコ産業大賞について
(6)その他