Sunday, September 16, 2007

温暖化によるサンゴ礁の危機




沖縄県南西諸島全域で、1998年以来の大規模な「サンゴの白化現象」が広がっています。

西海区水産研究所(水産総合研究センター)によると、これは、本年7月以降、気温同様に平均海水温度が30℃を越える日が続き、造礁サンゴから共生藻が抜け出したため光合成ができなくなったためとみられています。

白化の程度が重いサンゴは回復せずに死亡する可能性が高く、竹富島東の地点ではすでに15%のサンゴが死亡したとの報告。

高知県の地場産業である高知市や宿毛地区で加工されている装飾用サンゴは、造礁サンゴより水温の影響を受けにくいかなり深い海域に生育する八方サンゴですが、いずれはこのような温暖化の影響により採取量が今以上に激減する事態も懸念されます。

http://snf.fra.affrc.go.jp/temporary/topics/coral3_0.html